アマゾンギフト券買取市場の変化

アマゾンギフト売買市場の動向

2010年の総量規制によりこれまで消費者金融から多額の債務を抱えていた消費者は年収の3分の1までしか借り入れができなくなりました。
これによりクレジットカードのショッピング枠をお金にするクレジットカード現金化が消費者にとって唯一の救いとなりました。
しかしこのクレジットカード現金化はキャッシュバックによる方法は違法と判断されこれまでの勢いは失い、現在ではグレーなビジネスという印象で営業は続いています。
そんな最中、インターネットでアマゾンギフト券を即日換金できるサービスが目立ちはじめ、そのマーケットは現在のクレジットカード現金化を追い越す勢いで成長を遂げています。
本来のアマゾンギフト券の買取サービスというのは不要になったギフト券を換金する金券ショップと同じような業種なのですが、それとは異なるサービスなのです。
一般的な金券ショップがオンライン形式で営業しているところは当然あり、郵送により商品券や新幹線の回数券の買取を行っています。
しかしこのような金券ショップではアマゾンギフト券などのデジタルギフトは取り扱っていないのです。
では何故アマゾンギフト券買取サイトは電子マネーを買い取るのでしょうか?

 

アマゾンギフト券買取サイトの業務内容

アマゾンギフト売買市場の動向
アマゾンギフト券などの電子マネーの買取は一般的な商品券と違い郵送する必要がありません。
この買取方法というのは基本的にインターネットのメールでの取引となります。
つまりギフトコードという実物のない特殊な商品を買い取るサービスなのです。
当然買い取るだけでは商売になりませんのでそのギフトコードを商品券のように転売したり、ギフトコードで買い物をするなどして利益をだしています。

 

アマゾンギフト券買取サイトの需要

アマゾンギフト売買市場の動向
必要性のない電子マネーを換金することができるギフト券買取サイトですが、多くのユーザーは必要性のない電子マネーだけを換金しているという訳ではありません。
このアマゾンギフト券などの電子マネーは全てインターネット上で購入し利用することができるという特徴があります。
もちろんコンビニなどでも販売をしていますが、実際に利用するのはネットの中なのでほとんどの人がネットで購入します。
アマゾンでは初期設定でクレジットカードを登録しておけば利用するたびにカード情報を入力する必要がなく非常に便利に利用することができるオンラインショップです。
このアマゾンでクレジットカード決済でギフト券を購入し買取サイトで換金すれば、全ての手続きがインターネットのなかで完結し現金化することが可能なのです。
つまりもっとも効率がよく、違法性のないクレジットカード現金化方法としての多くの需要がギフト券買取り市場急成長の鍵となりました。
しかしこの市場が活性化した理由というのは他にもあったのです。

 

クレジットカード現金化以外の需要

アマゾンギフト売買市場の動向
確かにこのマーケットに現金化ユーザーの多くが流れてきたことに間違いはありません。
しかしそれだけで現在も営業を続けているクレジットカード現金化市場に勝ることは難しいと思います。
では他にどのような理由からここまで成長したのでしょうか。
数日前の新着ニュースでアマゾンギフト券が詐欺に悪用されていたという報道がありました。
しかもその逮捕された詐欺業者は今年の1月からの被害総額が1億円以上もあり、それをオークションなどで現金化していたということです。
当然このような詐欺業者というのは氷山の一角であり、同様の手口で詐欺を行っている業者はまだまだ影を潜めていることはいうまでもありません。
詐欺業者が逮捕された報道の後にも山形県で68万円のギフト券を詐取された被害者のニュースがありました。
1つの詐欺業者が約半年で1億円分のアマゾンギフト券を詐取したと仮定して、そういった業者が10社あり1年間業務を続けた場合、20億円の被害が出るということになります。
おそらくこの詐欺に悪用される手口がアマゾンギフト券買取市場の核になっているといっても過言ではありません。


今後のアマゾンギフト券買取業界の展望

アマゾンギフト売買市場の動向
アマゾンギフト券買取業界は今回の詐欺事件により大きく動くと予測されます。
では詐欺業者が被害者から騙し取ったアマゾンギフト券はどのように流用されたのでしょうか。

  • ヤフオクなど一般のオークションに出品して現金化
  • マッチングサイトでの個人売買
  • アマゾンギフト券買取専門店で換金
  • アマゾンで商品の購入

ごく一部はアマゾンで商品の購入のために利用したと推測されますがそれ以外はアマゾンギフト券買取業界を経由しているとされます。

 

詐欺防止の対策

アマゾンギフト売買市場の動向
このようにアマゾンギフト券の盛況ぶりには、アマゾンギフト券買取だけでなく、詐欺に悪用されているといった点も否めません。
このまま放って置けば、全体的に禁止という流れになる可能性もありますのでどこのサイトも詐欺に悪用されないための対策を迫られているのです。
現在のところは下記のような対策が主に行われています。

オークション

現在のオークションは楽天とヤフオクがほとんどのシェアを抱えていますが、楽天ではアマゾンギフト券は何年も前に禁止されました。
従ってヤフオクでしか扱っていないことになりますが、今後は禁止となる可能性が強いと思われます。
出品されるアマゾンギフト券が詐欺のものだった場合、購入してから利用できないというトラブルがかなりの数発生するでしょう。

アマゾン

アマゾンギフト券発行元のAmazonでも詐欺被害が発覚した場合、即座にギフト券が無効になるように対応しております。
それに加え、詐取されたギフトコードを追跡し商品を購入した送付先や換金した際の銀行口座などの特定し捜査に協力するのではないでしょうか。

アマゾンギフト券買取サイト

今後もっともリスクが大きいとされるのがアマゾンギフト券買取サイトです。
ギフト券を買い取ったが利用ができないというケースが非常に増加すると推測されますので、どんなに身分証明書などの本人確認をしたとしてもこれまでのようには業務を行っていくことは難しいでしょう。
必然的に業務を休止するサイトも見られるでしょう。

アマゾンギフト券買取業界が繁栄した背景と今後

アマゾンギフト売買市場の動向
ここ数年でアマゾンギフト券買取サイトが急激に増加した背景には詐欺業者によるアマゾンギフト券の現金化という影がありました。
今の段階ではどちらかが衰退するまで繁栄は続くと思われます。
そしてAmazon自体もこの一連の流れにより大きな利益を得たはずです。
しかしこの今回の事件によりこのバランスが崩れるきっかけになる可能性があります。
被害者から詐取されたアマゾンギフト券がジョーカーとなりババ抜きがこれからはじまるのではないでしょうか。

サイト更新日/2017/09/29